更年期障害の原因として、
加齢によるホルモンバランスの乱れやストレスなど、
肉体的、精神的、社会的な様々な要因が
絡み合っていると考えられています。

更年期障害の原因

更年期は加齢により誰にでもおとずれる生理的な身体の変化です。しかし、それに伴って不定愁訴などの更年期に特有の不快な症状が現れる人もいれば、それとなく 過ぎ去ってしまう人もいます。人によりけりなのですね。
更年期障害の原因として、加齢によるホルモンバランスの乱れやストレスなど、肉体的、精神的、社会的な様々な要因が絡み合っていると考えられています。 このようないろいろな原因が積み重なることで、更年期障害の症状が現れてくるのでしょう。
個人差があるというのは、同じストレスを受けても柳のように受け流す人、そうかと思えば真正面から受け止めて真剣に悩んでしまう人など、 一人一人の体質や性格、さらに生活環境が色濃く反映されると言うことの証明でもありましょう。
それでも、それら症状を発生させる原因を整理して考えるというのも意味のあることでしょう。 それら、更年期障害を発生させる原因は何なのがを考えてみましょう。

加齢による女性ホルモンの減少

「更年期」とは、閉経前後の数年間のことを言います。もう少し具体的にあらわすと、年齢で45〜55歳くらいの時期をいいます。 ただし、これはあくまで一般論で、現実には個人差が非常に大きく、人によってかなり違ってきます。

更年期は誰にでもある自然なからだの変化です。

女性特有の器官である卵巣からは2種類の女性ホルモンは分泌されています。「エストロゲン」と「プロゲステロン」と呼ばれています。 この女性ホルモンは、若いときは必要な量をきちんと分泌しているのですが、年をとるに従ってその分泌量は急激に減少していきます。両者のうち、特にエストロゲンは

  1. 乳腺を刺激して乳房を豊かにする。
  2. 膣粘液の分泌を促す。
  3. 肌のハリを保つ。

など、女性らしさを保つために重要な働きをしています。
また、そのほかにも

  1. 悪玉コレステロール(LDL)を減らし、善玉コレステロール(HDL)を増やす。
  2. 骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ。
  3. 間脳に働いて気分を明るくする。

などの働きもあります。
これほど重要な働きをしている女性ホルモンが急激に減少してしまうのですから、身体の方もびっくりしてしまうのは当然です。その結果、 身体のあちこちに不快な症状が出てきてしまうと言うわけです。

自律神経の不調

加齢に伴って、卵巣の機能が衰えてくると、下垂体は卵胞刺激ホルモンを大量に分泌してその機能を保とうとします。 この下垂体も視床下部の命令で働いているので、視床下部も大量の性腺刺激ホルモン放出ホルモンを分泌することで下垂体をより働かせようとします。 言い方を変えれば、パニックに陥ってしまうともいえます。
この視床下部は、自律神経の中枢でもあるので、そこがパニックを起こしてしまうと自律神経もおかしくなってしまうと言うことになります。 こうなると、「急なのぼせ」「大量に汗をかく」「 動悸や息切れ」「腸の働きの変調」「冷え性」など、更年期による不定愁訴と呼ばれる不快な症状が現れてきます。

環境の変化

更年期を迎える年代の女性がおかれた環境を考えてみると、人生の曲がり角ともいえるような事柄が多いのに気づくでしょう。 40代後半〜50代前半といえば、女性の人生の中でも深刻な問題を抱えやすい時期です。

  • 子どもの就職や結婚
  • 夫との関係など
  • 年老いた両親の介護やみとり

キャリア指向の女性なら

  • 体力の衰え
  • 自分自身の健康問題
  • 仕事上のストレス

など、精神的にも肉体的にも悩みはつきないといっても良いほどです。
悩みや強いストレスを受けて大脳皮質が変調をきたすと、その支配下にある視床下部もその影響を強く受けるのは当然といえるでしょう。 このように、大きな悩みや強いストレスをかかえている人ほど更年期障害が強くでやすいのです。

性格による違い

本人の性格によっても更年期障害の現れ方は大きく違ってくるようです。
一般論としてですが、完璧主義の人ほど更年期障害が強く出やすいという傾向があります。 年齢からくる体力の低下などで思ったようにことが進まないとイライラしたり自己嫌悪に陥ったりしてしまう、何事も完璧でないと気が済まないなどという人は要注意。 完璧主義はほどほどに、心に余裕を持ち、良い意味で「いい加減」に納得することも必要なのではないでしょうか。

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