更年期障害の症状を自覚した場合、
医療機関により必要な検査を受ける事で
自分の身体の 状態を正しく把握することができ
不必要な附難関から解放されます。

医療機関による更年期障害の治療

更年期障害の症状を自覚した場合は、まずは医療機関に受診を受けることが必要でしょう。必要な検査をすることで、自分の身体の 状態を正しく把握することができるからです。また、専門家である医師のと更年期障害の治療方針について良く相談の上、治療を進めることが大切です。

更年期生涯の治療法

更年期障害にはどんな治療法があるのでしょう。現状では大きく分けると次の二つの方法があるようです。

  • 心理療法(一般・支持療法)
  • 薬物療法
    1. ホルモン補充療法(HRT)
    2. 抗うつ剤、抗不安剤等
    3. 漢方療法

このようにいろいろな治療法があります。さまざまな症状のうち、どんな症状が強いのか、あるいはその人の個性や性格などを分析し、治療方針を決定していく ことになります。

更年期障害の検査方法

更年期障害らしいとなった場合に医療機関はどんな検査をするのでしょう。

心理療法(一般・支持療法)

エストロゲン欠乏を主因としない環境因子や精神面での要因が大きい場合には、カウンセリングが効果的です。また、夫や家族の理解も大切です。 運動、気分転換などストレスなどの軽減にも注意しましょう。

薬物療法・ホルモン補充療法(HRT)

更年期障害の病院治療に「ホルモン補充療法(HRT)」があります。これは女性ホルモンを外から補って、ホルモンの急激な減少を抑え 不快症状を改善するというものです。 エストロゲン欠乏が主因の場合は、ホルモン補充療法が最も効果的治療法です。しかしホルモン補充療法は、ガンや心臓発作などの副作用 に対して確認されていない部分も多いことから、治療を受けている間は、医師の指導のもと定期的に検診を受けなければならないと言われます。 ホルモン補充療法を行ってはいけない場合(子宮内膜癌、乳癌、血栓症、ポルフィリン血症など)がありますので十分注意する必要があります。 ホルモン補充療法は婦人科で行うべき治療法です。一般の婦人科検診に加えて治療前および治療中の1年ごとに、乳房検診、子宮内膜検査で、 肝機能検査、脂質測定、骨量測定などを適宜行なうことになります。 このように、ホルモン補充療法はメリットも大きいがまた、デメリットも大きいという、いわば「諸刃の剣」ともいえるものです。

ホルモン補充療法の効果

ホルモン補充療法でよく改善する症状は顔のほてり(hot flash)、発汗、息切れ、動悸などの血管運動神経症状とよばれる症状で、かなり改善がみられます。 さらに、イライラ、不眠、憂うつなどの精神症状にも効果をあらわします。その結果として、身心ともに元気を取り戻し以前のように元気に日常生活が送れる ようになったと感じるや、更年期に入り低下していた性欲も向上し性生活にも積極的になり、もとの良好な夫婦関係をとりもどせたという方も少なくありません。 ホルモン補充療法は更年期障害のすべてを改善するわけではありませんが、かなりの症状にとても有効であるといえます。

ホルモン補充療法のその他の効果

  • 骨量の減少を予防する効果
    閉経後に女性ホルモンが大きく減少していくことを原因として、大体1年に約1%位ずつ骨量が減少していきますが、ホルモン補充療法によりその減少をかなりくい 止めることが可能となり、骨粗しょう症の予防に効果が期待できます。
  • コレステロールの上昇を抑える効果
    更年期になると多くの婦人はコレステロールが上昇することがわかっています。逆に卵胞ホルモンを補充するとこのコレステロールの上昇に 歯止めをかけることができます。 もちろんホルモン補充療法だけでコレステロールの上昇を完全に止めることはできません。 食事療法や運動療法も併用することで最大の効果が得られるのはいうまでもありません。
  • アルツハイマー病の予防にも有効?
    卵胞ホルモンの補充によりアルツハイマー病の予防にも効果的であるとの多くの報告がでてきています。
  • 肌のシワ、たるみの改善
    ホルモン補充療法よりお肌にハリが出たり、しわが減りお肌がみずみずしく若返る(アンチエージング効果)ことが少なからずおこっています。 これはホルモン補充療法により皮膚のコラーゲンが増えるためと考えられています。女性にはうれしい余録ですね。

ホルモン補充療法のデメリット

ホルモン補充療法は更年期障害に対してとても効果的な治療法といえますが、残念なことにすべて良いことばかりではありません。 軽い副作用として、ちょっとした出血、乳房のはり感、多少の体重増加などがみられますが、その多くは解決が可能です。
特に注意しなければならないのは癌との関連性についてです。
ホルモン補充療法は、卵胞ホルモン(エストロゲン)を外部から補充するというものですが、エストロゲンは子宮や乳房の細胞を増殖させる作用があります。 その結果、子宮体癌の原因になるのではないかと懸念されていました。しかし最近の多数の研究により黄体ホルモンを併用すればそのリスクは増加しない との報告がほぼ定着しているといえるでしょう。

  • 子宮癌(子宮体癌)
    ロゲステロン(プロベラ錠)を併用することで子宮体癌のリスクが増加することはないことが証明されています。
  • 乳癌
    日本人の乳癌の発生は欧米人に比較し少ないのですが、ホルモン補充療法を行うことで乳癌が増加するのではないかと危惧されています。 欧米人を対象とした調査結果(WHI2002年)では5年以上ホルモン補充療法を継続すると乳癌の発生リスクが25%位増加するかもしれないとされています。 しかしホルモン補充療法を受けているいないににかかわらず定期的な乳房検診が必要なのはいうまでもないことですし、検診をきちんと実施していれば ホルモン補充療法をむやみに恐れることはないといえるでしょう。 毎日の生活に重きを置くか、少しでもリスクを避けるか、悩むところではありますね。

薬物療法・抗うつ剤、抗不安剤等

他の方法で改善が不十分な場合に精神安定薬、抗うつ薬、睡眠薬、末梢循環改善薬などが対症療法として使われます。

薬物療法・漢方療法

更年期に現れる様々な症状を「血の道症」と呼んで、昔から漢方薬が広く使われてきました。漢方薬は自律神経の不安定症状には 非常に良い効果をあらわすので、更年期障害には特に効果的な治療法といえるでしょう。
更年期障害の特徴として、内科的な症状、精神的な症状、整形外科的な症状などがいくつも重なってあらわれてきます。西洋医学的な ]治療でそれぞれに薬物を使用していたのでは身体的負担も相当なものとなってしまいます。
その点、漢方での治療は「体全体の調子を整える」という考え方によって行われますから、たくさんの症状がある場合でも、 その人にあった薬を1〜2種類飲めばすみます。また、同じ症状でも人によって使用する薬がそれぞれ違うというのも漢方の特徴です。 このような、漢方での診断や治療は、漢方をよく勉強しておられる医師にしていただく方がよいでしょう。
繰り返しになりますが、どんな治療を行うにしろかならず専門医に相談し、決して素人療法に走らないことが一番重要です。餅は餅屋なのです。

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